Mastering Music Lab



 マスタリングの微調整は、ミックス処理の微調整とは異なり、特定の楽器や音色のみへの音質操作は通常困難となります。曲全体の音質へ影響を与えます。特定の楽器へのEQ操作等は、行うことは出来ません。
 希望調整内容につきましては、あいまいな表現や主観的な印象の表現のみでは、正確な希望内容を受け取る事は難しくなりやすい状況です。
 EQ補正やその他、エフェクトの処理調整につきましては、下記をご参照され、具体的な内容を交えてお伝えください。

 [個人依頼]
 調整依頼は、こちらが音源を提供した後、5日以内にご連絡ください。それ以降の期日が経過した場合、調整の必要は無いものとみなし、作業は終了といたします。

 [法人依頼]
 調整依頼は、こちらが音源を提供した後、5〜10日以内にご連絡ください。ご連絡ができない場合は、あらかじめその旨をお知らせください。連絡無き場合は、作業終了とみなします。作業再開につきましては、再開時点に通常の追加料金の2回分を納めて頂く事で再開いたします。再開後の修正依頼は、通常の追加料金となります。


 EQ補正関連

 (EQ調整で比較的影響が出やすいとされる重要な付近を大まかに表記いたします。楽曲により、多少効果の度合いや帯域が異なります。あくまでも大まかな参考として捉えてください。またEQ補正には、Qフラム値の選定や、Frequency値の設定、EQの種類により各種、個性的な設定値を与える必要もあるため、効果は多様となります。EQは、種類により音の個性が存在します。使用するEQの種類は、こちらで判断いたします。)

低音域の70Hz以下
 音というよりは、振動に近い低音。マスタリング段階では、あまり引き上げ過ぎない方が良い領域。リスナーが好みで引き上げたりする部分と言えます。
低音域の80Hz前後
 ドラムなどの低音関連部分
低音域の125Hz前後 
 ドラム&ベースの低音関連
低音域の250〜500Hz
 ドラム&ベースの音色関連
中音域 500〜1200Hz
 この領域を下げると、音質が落ち着いた印象となります。この領域を大きく引き上げると、AMラジオ的な音になります。
中音域 1500Hz付近
 この付近を適度に持ち上げると、聴きやすい音色になりますが大きく持ち上げるとAMラジオ的な音色になります
中音域 2500Hz付近
 この領域付近も、適度に持ち上げると、聴きやすい音色になります。また明るい印象も強めます。大きく引き上げると、曲全体が目立った音色になる傾向となります。また適度に引き下げる事により引き締まった音色や落ち着いた音色にもなります。
中音域 3500〜4000Hz付近
 ここを引き上げるとボーカルなどが聞き取りやすくなる場合があります。曲の音色も明るくする傾向があります。しかし、逆に耳には最も目立つ付近ですので、耳につく印象になる可能性もあります。下げると、若干落ち着く音色を得ることも出来ますが、音の目立ちは控えめとなります。
高音域 5200Hz付近
 比較的自然な高音成分が含まれている領域です。高音が足りないと感じた場合は、少し持ち上げると良い領域です。
高音域 8000〜12000Hz
 シャキシャキした音色などは、この領域です。ドラムセットの金物類の音を目立たせる場合は少し持ち上げると良いです。
高音域 16000Hz以上
 透明感のある音色には必要となります。
 mp3フォーマットなどの圧縮データの音楽は、これ以上の高音域が、ほとんどカットされます。聞こえずらい領域ですが、高音質であるか否かの印象に大きく影響する場合があります。しかし強める事が必ずしも良い影響を与える訳ではありません。高域をカットする方が良い事もあります。


 マスタリングコンプレッサー&リミッター補正関連
 (音圧やピークレベルに関わる部分です。)


 ピークレベルを引き上げすに、音量感を引き上げる為の音圧補強の程度を、より補強したいか、少し弱めたいか、等をお知らせください。
 (通常のノーマライズ処理とは異なり、音に迫力を加える処理となります。既に音圧補強が施されていたり、ミックスの段階で平均ピークレベルが過度である場合、より補強を施す事が困難となる場合があります。)

 通常、マスタリング後のピークレベルは±0ですが、最大値として−0.1dBやその他の希望値がある場合はお伝えください。



 ステレオ補正 (ステレオイメージエフェクトにより、ステレオ感を補完する処理です。)

 
 Waves S1 Stereo Imager や Nomad Factory Stereo Imager などのプラグインにより、ステレオ感を補強することが出来ます。リバーブエフェクトなどを付加させすに、音場を広げる効果を得る事ができますが、音源により効果の度合いが異なります。あまり広がらない音や楽曲もありますので、どのような楽曲でも万能に機能するものではありません。
 また、ステレオ感が強いイメージの曲については、より自然に音を中央部に引き寄せる事も可能です。



 リバーブ補完
 (自然な音の響きを得る処理の一環として、リバーブが効果的ですが、通常とりおこないません)


 適度、もしくは僅かに適応する事で、音が滑らかになり、聞こえが良い状況を得ることができます。ご希望の場合は、適応いたします。上記の ステレオ補正 と併用する事でより広がりを得ることが出来ます。通常、こちらの判断では、リバーブ補完処理は行わない状況です。ご希望により適応いたします。



 ご依頼頂く前、および後に音をご確認頂く際の注意点
 楽曲の音質確認につきましては、一般的なモニター用スピーカーや、モニター用ヘッドフォンなどが適しています。PCなどに最初から装備されて
いるサウンドカードと簡易スピーカーの組み合わせや、ラジカセ、カーステレオ、ミニコンポなどの再生音では、必ずしも正確なセッティングを確認で
きる保証はありません。PCで音を確認する場合などは特にご注意ください。PCなどに最初から装備されている音源システムと簡易スピーカーの組
み合わせは、調整の為の試聴環境としては適さない場合がほとんどです。ご注意ください。


 [個人依頼]
 こちらが完成音源をアップロードした後、5日間以内に校正依頼等々のご連絡が無い場合、その時点でご依頼終了と見なします。
 ご注意ください。


マスタリング微調整シート



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